ロシア、ウクライナ東部2集落を制圧 ドネツク州全域で着実に進軍
[モスクワ 22日 ロイター] - ロシア国防省は22日、ロシア軍がウクライナ北東部ハリコフ州と東部ドネツク州でそれぞれ一つの集落を制圧したと発表した。 ロシア軍が2都市の制圧を目指して戦力を集中させているドネツク州では、全域で同軍が着実に前進している。交通の要衝で重要な石炭採掘場があるポクロフスクに移動し、さらに南のクラホフに迫っているもようだ。 ウクライナ軍の参謀本部はロシア軍による集落制圧について言及しなかったが、激しい攻撃を受けたと報告している。 ロシアが任命したドネツク州占領地域責任者はテレグラムで、ロシア軍が南からポクロフスクに前進していると述べた。 ロシア軍はここ2カ月、ウクライナ侵攻開始以来、最も速いペースでウクライナ東部を進軍している。 ウクライナ軍は20日、ロシア軍に包囲されるのを避けるため、ポクロフスク近郊とクラホフ近郊の2集落周辺から軍を撤退させたと発表した。