地元に「劇団四季」がくる!? あの名作が全国60カ所を巡回、気になるチケット代は
数々のミュージカルの名作のレパートリーを保つ「劇団四季」が、代表作のひとつ『ジーザス・クライスト=スーパースター[エルサレム・バージョン]』を、6年ぶりに全国巡演。関西だけでも、東は滋賀県から西は播磨まで、計7カ所で上演される。大都市の劇場でおこなわれる公演より、物理的にも料金的にも足を運びやすいのに注目だ。 【写真】全10枚、迫力満点の舞台シーン 『ジーザス・クライスト=スーパースター』は、『CATS』『オペラ座の怪人』で知られるミュージカルの巨匠、アンドリュー・ロイド・ウェバーの初期の傑作。ジーザス・クライスト(イエス・キリスト)のエルサレム入城から磔刑までの7日間の物語を、ロックのメロディと歌唱法を大胆に使い、台詞なし・歌のみの1時間45分で見せきるという、さまざまな離れ業を成し遂げた作品だ。 劇団四季では、1973年に日本初公演を実現し、その後の劇団の方向性を決める、重要な一本となった。四季オリジナルの[エルサレム・バージョン]は、荒野のような傾斜舞台という、究極まで無駄を削ぎ落とした舞台セットが特徴。今年4~6月には「京都劇場」(京都市下京区)で上演され、変わらぬ感動を多くの人に届けたばかりだ。 今回の『ジーザス・・・』ツアーは、6月29日~11月17日まで、全国約60カ所で実施。そのうち関西は、9月26日に「舞鶴市総合文化会館」(京都府舞鶴市)、9月28日に「ひこね市文化プラザ」(滋賀県彦根市)、9月29日に「たつの市総合文化会館」(兵庫県たつの市)、10月1日に「神戸文化ホール」(神戸市中央区)、10月2日に「高槻城公園芸術文化劇場」(大阪府高槻市)、10月4日に「大阪狭山市文化会館」(大阪府大阪狭山市)、10月5日に「南海浪切ホール」(大阪府岸和田市)で上演される。 自宅から自転車で行ける人の多そうな公共ホールが中心のうえ、通常の劇団四季の公演より、チケット代が一割ほど安いのもポイント。世界的に評価された名作ミュージカルの、観劇のハードルがググッと下がったこの機会に、ぜひ出合いに行ってみて。料金は各会場とも1万円~5000円(舞鶴公演のみ、最低価格は4000円)。チケットは会場によって、6月21日~7月27日に順次発売されるので、詳しくは劇団や各ホールの公式サイトでご確認を。 文・写真/吉永美和子