ネリ戦に向け視界良好と語った井上尚弥 （C）ORICON NewS inc.

　ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（31）が10日、横浜・大橋ジムで5月6日に東京ドームで開催の『Prime Video Presents Live Boxing 8』で行われる元世界2階級制覇王者ルイス・ネリとの防衛戦前に公開練習を実施。取材会も開いた。 【動画】井上尚弥、ネリ戦まで1ヶ月の心境明かす「どっちに転んでも…」大橋会長&井上真吾トレーナーから現在のコンディションも 　井上は、調整について「いつも通り。計画通り。順調です」とする。「ここからは体調管理と感覚のズレを少しでもなくして仕上げること」とした。 　世界チャンピオンになって10年目という節目の年。「この10年目にして東京ドームで試合ができるのは何かの縁。大橋ジム誕生の30周年で、東京ドームで試合ができるというのは少し感慨深いところもある。必ず成功させないといけない一戦と、いつも以上感じている。そういった試合こそ得意。モチベーションを高く発揮できる。自分自身に期待したい」と話すと「自分自身がいい試合をして結果を出したい、というのもありますけど大橋ジムの4選手が同時に出る。みんなで最高の日、最高の結果で締めたい」と誓った。 　ネリについては「危険やリスクも大きい」とする。一方で「白熱した試合ができると思う。以前のタパレス戦より結果的にも驚く結果が期待できるんじゃないか。それは、どっちに転んでも。本当にハラハラした試合ができると思う」ときっぱり。東京ドームでの試合となるが「4万人超え、5万人近いファンの方の応援を背に、とてつもない試合をしたい」とファンに約束していた。 　東京ドームでのボクシング興行は1990年に行われたマイク・タイソン以来34年ぶりで、日本人として初のメインイベントを務める。同イベントはPrime Videoで独占ライブ配信される。