モロニー陣営「トレーナー(の現役時代の試合)も研究した」に大橋ジム・八重樫東トレーナー「関係ない。武居由樹がやるべきことをやるだけ」
◆プロボクシング ▽WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・ジェーソン・モロニー―同級5位・武居由樹(5月6日、東京ドーム) WBO世界バンタム級王者のジェーソン・モロニー(オーストラリア)が30日、都内で練習を公開した。シャドーボクシング1回のみで、実力は見せずじまいだった。対戦する元K―1王者の武居由樹(大橋)陣営からはジムの大橋秀行会長と元3階級制覇王者の八重樫東トレーナー、太田光亮トレーナーが視察した。 双子の弟アンドリュー・モロニー(オーストラリア)は12日にパースでWBC世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)暫定王座決定戦に臨む。対戦相手のWBC世界同級6位のペドロ・ゲバラ(メキシコ)は14年に現役時代の八重樫トレーナーとWBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座決定戦を行っている。ゲバラを研究する際に試合の映像を見たアンジェロ・ハイダー・トレーナーが「武居だけではなくトレーナーも研究したよ」とニヤリ。 その姿と言葉に、ゲバラにKO負けした八重樫トレーナーは「話に出す必要がない。関係ない」と少しむっとした表情を見せた。それでも、すぐに気を取り直し、「武居がやるべきことをやるだけです。モロニー選手にとってのサプライズを作れるか」とまな弟子の勝利を信じて東京ドームに送り出す。 戦績は33歳のJ・モロニーが27勝(19KO)2敗、27歳の武居が8勝(8KO)。 試合はPrime Videoで中継される。
報知新聞社