【MLB】 勢いに乗るメッツがシーソーゲーム制す 逆転に次ぐ逆転で中地区覇者ブリュワーズに先勝
ワイルドカードシリーズ第1戦【メッツ8-4ブリュワーズ】@アメリカンファミリー・フィールド
日本時間10月2日、今日からMLBのポストシーズンが開幕。ナ・リーグの第3シード・ブリュワーズが本拠地アメリカンファミリー・フィールドに第6シード・メッツを迎えてのワイルドカードシリーズが始まった。第1戦は逆転に次ぐ逆転が起こったシーソーゲームとなり、それを勢いあるメッツが8対4で制して先勝。中地区覇者ブリュワーズに王手をかけた。 【動画】J・D・マルティネスのダメ押しタイムリー 初回、ブリュワーズは3番ウィリアム・コントレラスのタイムリーで1点を先制すると、なおもチャンスは拡大。7番リース・ホスキンスが二死満塁から押し出し死球を勝ち取り、2対0とリードする。直後の2回、メッツは無死1・2塁から6番ジェシー・ウィンカーが2点タイムリー三塁打、さらに7番スターリング・マルテが犠牲フライを放ち、すぐさま3対2と逆転してみせた。しかし、4回ブリュワーズはすかさず反撃し、20歳の2番ジャクソン・チョーリオのタイムリーと内野ゴロ間の得点で4対3と再逆転に成功する。 しかし、前日にブレーブスとのシーソーゲームを制してプレーオフ進出を決めたメッツには勢いがあった。再逆転を許した直後の5回、二死1・2塁から2番ホセ・イグレシアスの気迫のこもったヘッドスライディングが奏功し、タイムリー内野安打となってまず4対4の同点に。さらに二死満塁となって、4番マーク・ビエントスが2点タイムリーを放って勝ち越し。そして申告敬遠で再び満塁となってから、代打で入っていたJ・D・マルティネスが巧みな流し打ちでライト前にタイムリーを放ち、さらに2点が加わった。 メッツ先発のルイス・セベリーノは8安打を浴び、4点を失いながら6回まで投げ抜く粘り強いピッチングで白星をゲット。さらに2番手ホセ・ブットも2回をパーフェクトリリーフ、最後は3番手ライン・スタネックが締め、メッツが8対4で勝利した。今季のメッツにとってブリュワーズは天敵だ。レギュラーシーズンでは6試合戦って1勝5敗、しかもその1勝もブリュワーズは既に消化試合の162試合目に挙げたものだった。しかし、過去4日間で5試合を戦ってプレーオフ進出を決めてきた今のメッツには勢いがある。