楽天の約65億円かけたNBAウォリアーズのユニホームスポンサー参加への賛否
地元愛が強く、熱烈なファンが多いウォリアーズファンにとって、愛着のあるウォリアーズのジャージーに新たな変化が加わることはあまり嬉しくないようで、ウォリアーズがチームの公式ツイッターで楽天との契約についての投稿をすると、「そんなジャージー、買いません。前のジャージーのままにして下さい」。「僕らのカラーが馬鹿げた赤でメチャクチャに」、「僕が応援するのは楽天じゃなくウォリアーズだ」などという返信が寄せられ、中には楽天で買い物をした時の苦情まで書き込んでくる人もいた。 これまでユニフォームのロゴのスポンサー契約をNBAチームと交わした企業の多くが契約先のチームカラーに合わせて自らのロゴをつけており、そうでなくても不自然でない色の選択が多い。 しかし、楽天のマークは、ウォリアーズのホーム用のジャージーでは、チームカラーの白、青、黄色の白字の上に赤枠でRのマークが白抜きされ、その下には黒でRakutenと書かれている。体の大きな選手のジャージー上で、ほんの小さな位置を占めるだけのロゴではあるが、ウォリアーズファンにとってはそれだけで変化を感じるのかも知れない。 ただ、試験期間は3年ある。その間にファンの心を変えることは出来るか。カリー、デュラント、トンプソン、グリーン、そしてベテランのシックスマン、アンドレ・イグダーラが健在で来季に連覇の希望が広がるウォリアーズ。ファンにとっては、強ければ小さなロゴなどさほど気にならないかも知れない。いや、楽天が6.4センチーメートル四方に年間2000万ドル(約22億円)を投じたことがウォリアーズの向上に繋がれば、赤いロゴさえ、ファンの誇りになることさえあり得るだろう。