ノーベル賞で韓国文学に追い風 海外進出めざし政府が会議開催へ
【ソウル聯合ニュース】韓国の文化体育観光部は15日、作家の韓江(ハン・ガン)さんのノーベル文学賞受賞決定を機に韓国文学の国内外での裾野拡大と海外進出を模索する関係機関会議を16日にソウル・韓国文学翻訳院で開催すると発表した。 会議には韓国文学翻訳院、韓国文化芸術委員会、韓国出版文化産業振興院、韓国国際文化交流振興院など文化振興政策を推進する関係機関や民間の協会・団体が参加する。同部と関係機関が現在推進中の韓国文学の海外広報・出版支援事業、作家・出版関係者の国際交流支援事業をチェックし、今後の海外市場開拓に向けて補完が必要な事項について論議する。 同部は翻訳出版支援事業の需要が年間30%以上増え、韓氏のノーベル賞受賞により国内外の出版社で翻訳の需要が高まると予想した上で、今回の会議での意見聴取を経て、韓国文学の海外進出支援予算を追加で確保するために努力する方針を示した。 同部の来年度(2025年1~12月)予算のうち、文学分野の振興のための予算は485億ウォン(約53億円)で、今年に比べ7.4%増加した。このほか韓国文学翻訳院の韓国文学翻訳出版支援事業や韓国文学の海外への紹介・広報に関する予算も今年より増額された。
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