今年は大玉、続々出荷 取れたてタマネギ 三重・松阪
水はけ良い黒部地区の特産品
三重県松阪市黒部地区の特産のタマネギの出荷が現在、最盛期を迎えており、西黒部町のJAみえなか松阪東部集出荷センターに、取れたてのタマネギが次々と運び込まれている。5月中旬まで続く。 同地区は、水はけの良い砂地のため、タマネギの栽培に適しており、県内でも生産量が多い。今年は生産者30人が約1.3ヘクタールで育てており、出荷量は約50トンを見込む。 3月下旬から4月中旬にかけては、肉質が柔らかく水分を多く含む極わせ品種の「アップ」が出荷されていたが、現在は煮込んでも型崩れしにくく甘みのあるわせ品種の「ソニック」などを出荷している。 今年は病気の発生もなく、直径10センチのLサイズ以上の大玉を中心に出荷されている。 きょう1日は午前9時ごろから、農家が次々と1袋10キロのネットに入れたタマネギを持ち込んだ。中には一度で800キロを出荷した農家もおり、大きさごとに仕分けしてパレットに並べられた。 タマネギは主に県内の市場に出荷される。