24日は天気回復 関東以西で夏日続出 28日以降は前線や台風のたまごの動向に注意
26日(土)は本州付近に停滞する前線の影響で東日本や西日本を中心に雨。27日(日)は前線が南下し、全国的に晴れて行楽日和。28日(月)から30日(水)にかけて再び前線が北上。接近する熱帯低気圧の影響もあり、太平洋側を中心に広く雨。雨脚が強まる所も。
24日(木)~27日(日)の天気 27日(日)は広く晴天に
24日(木)と25日(金)は、日本付近は高気圧に覆われて、広く晴れる見込みです。最高気温は平年より高く、特に、24日(木)は、関東から西で、25℃以上の夏日が続出するでしょう。まだ、夏服が活躍しそうです。26日(土)は、前線が東シナ海から本州の南を通り、日本の東にかけて、延びるでしょう。九州から関東にかけて、雨が断続的に降りそうです。一方、北陸から北海道は日差しが届き、日中は爽やかな陽気が続くでしょう。 27日(日)は東北から近畿を中心に日差しが届き、お出かけ日和になりそうです。ただ、九州は前線の影響が残り、曇りや雨になるでしょう。
28日(月)からは、熱帯低気圧の動向に注意を
28日(月)は再び本州付近に前線が延びるでしょう。九州から東北は広く曇りや雨になりそうです。晴れ間がでる関東でも、にわか雨にご注意下さい。 29日(火)以降も、引き続き本州付近には前線が停滞するでしょう。また、熱帯低気圧が次第に日本の南を北上し、30日(水)には前線上を進む見通しです。29日(火)から30日(水)にかけて、関東から九州の太平洋側を中心に、雨の降る所が多いでしょう。局地的に発達した雲がかかり、雨脚が強まることもありそうです。 熱帯低気圧の周辺から秋雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むことで前線の活動が活発化し、大雨になる可能性があります。最新の情報を確認して下さい。
大雨の時に危険な場所
実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。 ①河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。 ②運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。 ③山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。 ④地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
日本気象協会 本社 福田 浩昭