西武・渡辺監督代行が初勝利 蛭間拓哉が気迫のヘッドスライディングで決勝点 隅田知一郎も力投
◆日本生命セ・パ交流戦・中日0―1西武(29日、バンテリンドームナゴヤ) 西武は渡辺久信監督代行の就任2戦目で初勝利を挙げた。 ■蛭間執念のヘッドスライディング【動画】 打線は先発の小笠原慎之介に封じられていたが、6回に先頭の源田壮亮が中前打で出塁すると、1死一塁から外崎修汰の右前打で好機を拡大。2死一、三塁となって蛭間拓哉が三遊間方向へ放った打球をサードが処理すると、懸命のヘッドスライディングで内野安打にして先制点をもぎ取った。 先発の隅田知一郎は8回まで4安打無失点と好投。7回の打席では打撃の直後に転倒するアクシデントもあったが、その後も続投。8回2死一、三塁のピンチでは、大島洋平の三邪飛にサードの佐藤龍世がカメラマン席に飛び込みながらキャッチするなど、チームが勝利への執念を見せた。1点リードの9回はアブレイユが抑えて、リードを守った。 西武は26日に松井稼頭央・前監督が休養し、渡辺久信ゼネラルマネージャーが監督代行に就任。交流戦初戦の27日は0―3で敗れていた。
西日本新聞社