【能登半島地震】奥能登700人超孤立 救助待つ
石川県は3日午後6時から第7回災害対策本部員会議を開き、午後3時時点で輪島、珠洲、七尾、穴水、能登の5市町で孤立集落の発生が確認されたと報告した。珠洲市では判明しているだけで6地域に約690人が道路の寸断などによって取り残され、救助を待っている。 【写真】生き埋めになった妻の捜索を見守る森下さん(右) 珠洲市は真浦町で自衛隊が救出に当たっている。大谷町(大谷小中学校)には住民約300人が集まり救援を待っているほか、馬緤(まつなぎ)町では約100人、高屋町では約90人が移動手段を絶たれている模様だ。 同市折戸町には約110人、折戸木ノ浦には約40人、川浦町(日置公民館)には約50人が残されている。狼煙町横山(道の駅狼煙)は集落の全戸が孤立しており、人数を確認している。 このほか、輪島市では町野、曽々木両地区で孤立集落が確認された。人数は確認中。 七尾市は中島町河内地区に約10人が取り残されている。穴水町は北七海地区に1人、麦ケ浦地区に約20人がいるとみられる。丸山地区の約10人は救出された。 能登町では北河内地区で約20人が避難できていない。