<勝利へ・2021センバツ鳥取城北>選手紹介/1 広田周佑投手(2年)/岸野桂大捕手(2年) /鳥取
大会2日目(20日)の第2試合で21世紀枠出場の静岡・三島南と対戦する鳥取城北。センバツ初勝利、さらには上位進出が期待される中、日々練習に励むナインの素顔を紹介する。(この連載は野原寛史が担当します) ◇窮地にも動じない心 広田周佑(ひろた・しゅうすけ)投手(2年) 昨秋の県大会で頭角を現し、中国大会からエースナンバーを背負った。普段はチーム内でも「独り言の多い、いじられキャラ」だが、ひとたびマウンドに立てばピンチでも冷静さを失わず、堂々とした投げっぷりで打者に立ち向かう。バッテリーを組む岸野桂大(けいた)捕手(2年)も「内外の厳しいコースで勝負できて、打たれても動揺しない」と厚い信頼を寄せる。 野球を始めた小学生の頃から鳥取城北が好きで、譲ってもらったレプリカユニホームを着て遊んでいたこともあったという。そのユニホームを着て臨む夢の舞台。「ランナーを背負うだろうし、緊張もすると思う。でも、甲子園の緊張感の中でも楽しんで投げたい」と笑顔を見せる。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)176センチ(2)80キロ(3)右右(4)6・5秒(5)95メートル(6)岩美町立岩美中(鳥取ボーイズ) ……………………………………………………………………………………………………… ◇高校生離れした強肩 岸野桂大(きしの・けいた)捕手(2年) 捕球から二塁への送球到達までの時間は最速1・8秒台。高校生離れした強肩で相手の機動力を封じるだけでなく、中国大会準決勝で先制打を放ったチャンスに強い打撃にも期待がかかる。 野球に触れたのは小学3年生で、父も捕手だった影響で自身もマスクをかぶった。「打者との駆け引きがあるのが面白い」のを魅力に感じたといい、捕手の理想は攻守でチームの大黒柱を担った阿部慎之助・巨人2軍監督だ。 中学時代には、センバツに出場する明豊(大分)のエース・京本真投手(2年)とバッテリーを組み、全国制覇。元相棒と対戦できるとすれば決勝戦のため「決勝までお互い勝ち進んで戦おうと連絡した」と再会を誓う。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)177センチ(2)76キロ(3)右右(4)6・3秒(5)98メートル(6)神戸市立魚崎中(大阪・大淀ボーイズ) ……………………………………………………………………………………………………… <メモの見方>(1)身長(2)体重(3)投げ方・打ち方(4)50メートル走タイム(5)遠投記録(6)出身中学(最終出身チーム)