<なでしこ速報>日本、豪州に1-0の快勝でベスト4進出!
アジアの最大ライバルである両者の過去の対戦成績は、9勝5敗7引き分け。直近の2014年のアジアカップでは、1次リーグで2-2の引き分け、決勝では、日本が1-0で勝った。日本は、熊谷など海外組が不在だったが、豪州もMFのゴリーが「私たちのチームは、あのときより、さらに成長している。組織的なサッカーができるようになっている」と語るほど、自信を胸にチャンピオンの日本に挑んできた。スタチッチ監督は「日本は我々の攻撃力、スピードに苦労するだろう」と、前日会見で、意気揚々に語ったが、蓋を開けてみれば、主導権を握ったのは、日本の果敢なプレスと美しい連携だった。 後半に入っても日本は、大儀見、宇津木らが、ディフェンスラインの裏をとりながらペースを失わないが、最後を詰めきれない。12分には、いいクロスが入ったが、大野のヘッドが合わない。 14分には、川澄がペナルティエリア内でボールをキープ。それをサポートした有吉から走りこんできた宮間に速いパスが入り、ヒールであわせたが、ゴールネットを揺らすことはできない。それでも流れは、完全に日本だ。 21分には、エースでキャプテンのデバナがクラマーと交代した。ディフェンスに疲れはて、足の止まったデバナをあきらめざるをえないほど、日本は、豊富な運動量で豪州の長所を消していた。 日本は、26分に大野に代えて、切り札のドリブラー、岩渕を投入。だが、決定機を作れないまま時間が経過していく。内容で圧勝しながら、スコアに反映できない。これがサッカーか。 42分、ついに待望のゴール。宮間のコーナーキックから、クリアされたセカンドボールを宇津木がフォロー。ゴール前の混戦の中で、岩清水のシュートも、はねかえされたが、そのボールをゴール前につめていた岩渕が、倒れこむように右足でゴールへ押し込んだ。45分には、最後、逃げ切るためにレジェンド、澤を投入。1-0のまま、豪州の反撃を許さず、ベスト4進出を決めた。