RISURUホールで舞台「ぼくはおくりもの」 書店・飲食店との連動企画も
舞台「ぼくはおくりもの」が12月20日~22日の3日間、たましんRISURUホール(立川市錦町3)小ホールで上演される。主催は立川市、立川市地域文化振興財団、たちかわ創造舎でつくる「立川シアタープロジェクト実行委員会」。(立川経済新聞) 【写真】RISURUホールで舞台「ぼくはおくりもの」 書店・飲食店との連動企画も 「子どもとおとながいっしょに楽しむ舞台」と題し、世代を超えて親しまれる演劇をクリスマスシーズンに上演し、今年で8回目を迎える。今回は、立川市を拠点に活動するアーティストmaymay titi(メイメイ・ティティ)さんによる絵本が原作の「おくりものとして生まれたくま」が主人公の物語。演出を、同プロジェクト実行委員長で、たちかわ創造舎ディレクターの倉迫康史さん、舞台美術をKITORI(錦町5)の山上一郎さんが担当する。 倉迫さんは「芝居と映画との違いは、舞台と観客が場を共有していること。一緒に物語の世界を作る劇場体験ができれば」と話す。観客参加型の演出を取り入れ、今回は物語の舞台「水玉の国」にちなみ、観客に水玉模様がついたグッズの持参を呼びかける。関連企画として、演劇ワークショップ「?ども未来エンゲキ部」のほか、舞台美術やテーマソングの歌詞を作るワークショップを開催。「演劇のクリエーティブに参加することで、演劇の魅力を知ってもらえたら」とも。 公演に向けて、書店やカフェでも連動企画を展開。「オリオン書房」ルミネ店・ノルテ店、「ペーパーウォール」立川店・国立店では、原作の絵本を販売するほか、書籍カバーに「くまのブックカバー」を使用。「本棚珈琲」「オリオン書房ノルテ店」では原画展を開く。「アダムスオーサムパイ」「ベッカライしゅんた」他では、原作絵本とお菓子の入った「おくりものセット」を提供するなど、街全体で物語の世界観を盛り上げる。 「子どもと大人が楽しめるように、敷居は低く、奥は深く。子どもが楽しんでいるシーンで大人が切なくなるなど、レイヤーを重ねた演出で、世代を超えて楽しんでいただければ」と倉迫さん。「作品のテーマは『おくりもの』。クリスマスの時期に、家族や友人など互いを大切にしたくなるような、温かい気持ちになっていただけたら」と来場を呼びかける。 開演は、20日=19時、21日・22日=11時・15時。料金は、大人=2,000円、中高生=1,000円、小学生以下=500円、3歳以下の膝上鑑賞は無料(席が必要な場合は有料)。
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