「今日の一番は…」西武・渡辺監督代行が挙げた先制打でも中押し2ランでもない〝意外な〟打のヒーロー
◆楽天0―4西武(28日、きらやかスタジアム) 西武の渡辺久信監督代行が打のヒーローに〝意外な〟選手を選んだ。報道陣から4回に中前適時打で先制した岸潤一郎や6回に中押し2ランを放った外崎修汰について話を振られると「でも今日の一番は児玉でしょうね」ときっぱり。「先頭打者として2回フォアボールで出てチャンスメークしてくれたので」と、2番三塁でスタメン出場し、4回、6回とともに粘り強く出塁した2年目の25歳を称賛した。 ■「いい子なんですけど…」巨人時代同僚・炭谷が明かす松原の〝取り説〟【動画】 児玉亮涼は4月5日に今季初昇格してから代走や守備固めでの途中出場が多かったが、渡辺監督代行が就任してから三塁での先発起用が増加。14日のDeNA戦から9試合連続でのスタメン出場だった。「先に点を取ったときはいい勢いでいけているので、なんとか塁に出ることを考えていた。最近はスコアラーや打撃コーチと狙い球を絞って打とうと話していて。狙いを広げすぎない分、四球も取れてきているのかなと思う」と成長を実感している。 4回は自身の判断で14日DeNA戦以来となる今季4個目の盗塁も成功させ、先制のチャンスを広げた。「相手投手の特徴やカウントによって、何を投げそうか常に考えて準備している。今は2番に座っているので、2番打者を学んで成長していけたら」と、チャンスメーカーとしてレギュラーに定着する道を突き進んでいく。(末継智章)
西日本新聞社