長期的にマネーはどこからどこに向かうのか。オルカンもいいけど、また違った国際分散投資の面白さ
まとめ
投資をするときは分散投資を心掛けましょうといわれることから、国際分散投資を行う場合、オルカンと呼ばれる全世界株式型投資信託が好まれる傾向があります。 オルカンは、先進国と一部の新興国の株式における平均的なリターンを得ようとするものです。安定性が高いという長所がある反面、成長性の高い個別の国・地域の株式と比べると収益力は弱いという短所があります。つまり、積極的に利益を狙いたい場合、運用効率が悪くなる可能性があるということです。 ある程度はリスクを抑えながら、もう少し高いリターンを追求したい場合、これから世界がどう動くのか自分なりに世界情勢をひも解くことで、長期的にマネーが向かいやすいと予測させる国や地域に分散投資するという考え方もあります。 今回の内容は投資初心者向けではありませんが、経験を積み、このような考え方に基づいて投資を行っていくと、オルカンとは違った分散投資の面白さを発見できるかもしれません。 執筆者:重定賢治 ファイナンシャル・プランナー(CFP)
ファイナンシャルフィールド編集部