復活のエクスタースズキがGSX-8Rで……!! 2024年のツインズカップで打倒YZF-R7/FZ-07/RS660に挑む!
チーム名は『Vision Wheel M4 ECSTAR Suzuki』
バックステップとスポーツタイヤを装着すればすぐにでもサーキット走行が存分に楽しめそうなスズキ渾身のニューモデル「GSX-8R」にわくわくが止まらない! 全米選手権の“ツインズカップ”クラスにエントリーするマシンとチームが明らかになってきた。 【写真】レース仕様になったスズキ「GSX-8R」と「GSX-R750」
その姿は、まさしくスリムなGSX-R?!
スズキがモトアメリカ(MOTO AMERICA)のツインズカップに帰ってくる! そうお伝えしたのは1か月ほど前だったが、出場マシンとチームの詳細が見えてきたのでお伝えしたい。 まずツインズカップとは、軽量の2気筒モーターサイクルに焦点を当てたカテゴリーで、ュニアカップからスーパースポーツへとステップアップしたいが準備が整っていない若いライダーにとっての足掛かりとして、またはツイン好きのベテランレーサーらが出走できるレースとして成長してきたもの。 現在はヤマハのYZF-R7やMT-07(現地名はFZ-07)やアプリリアRS660が中心になって活躍しており、スズキはかつてSV650でチャンピオンを獲得したこともある。 レギュレーションは、600~800ccの4ストローク2気筒エンジンを使用し、最低重量は338ポンド(約153kg)。エントリーできる年齢は15歳~55歳とされている。 そんなツインズカップに参戦するスズキのニューマシンは、独自のクロスバランサー搭載の並列2気筒エンジンが大好評のGSX-8R。ネイキッド版のGSX-8SやアドベンチャーモデルのVストローム800系も好評で、このエンジンにかけるスズキの並々ならぬ意欲はついにサーキットにも波及したわけだ。 チーム名は『ビジョンホイールM4エクスタースズキ(Vision Wheel M4 ECSTAR Suzuki)』。チームを運営するのは、AMAからモトアメリカまで今季で44シーズン目となる参戦歴を持つ“チームハマー(TEAM HAMMER)”で、エキゾーストメーカーのM4パフォーマンスや1976年に創業されたビジョンホイールが名を連ねる。 エクスタースズキの名は、スズキ純正オイル&ケミカルのブランド名:エクスターにちなんだもので、2022年を最後に撤退したスズキのMotoGPファクトリーチームが名乗っていたものでもある。といっても直接の関係性はないかもしれないが、スズキのレースシーンを愛してきたファンにとってはたまらないだろう。同チームはGSX-R1000R(アメリカでは継続販売中)でモトアメリカ スーパーバイククラスにも参戦するというから楽しみだ。 ──2022年スーパースポーツのチャンピオンである Richie Escalante 選手。2024年はスーパーバイククラスにエントリー。 ──デイトナ200でこれまでに2勝を挙げた Brandon Paasch 選手。2024年は彼にとって初めてのスーパーバイククラス フル参戦となる。 ──2024年のスーパースポーツチャンピオンを狙う Tyler Scott 選手はGSX-R750を駆る。 ──Teagg Hobbs 選手はスーパースポーツクラス2年目のシーズンとなる。