「原作とシンクロ率100%」と監督が豪語!シン・ヘソン&イ・ジュニョン共演『勇敢な市民』アクションカットお披露目
韓国で高評価を獲得したキム・ジョンヒョンの同名WEBマンガを、シン・ヘソンとイ・ジュニョンの共演で映画化した『勇敢な市民』(2025年1月17日公開)。このたび本作でメガホンをとったパク・ジンピョ監督が俳優陣の演技について語るコメントと、アクションシーンを収めた場面写真が解禁された。 【写真を見る】様々なジャンルの作品を手掛けてきた監督が、シン・ヘソンとイ・ジュニョンをキャスティングした決め手とは? 本作は、韓国で評価9.8点を記録したWEBマンガを原作としたアクション・コメディ。非正規雇用である高校にやってきた女性教員のソ・シミン(シン・ヘソン)。その高校は、セレブの息子であるスガン(イ・ジュニョン)という生徒の暴力に支配されていた。正規雇用を勝ち取るために無用なトラブルを避け、見て見ぬふりをするシミンだったが、いじめのターゲットとなった生徒とその家族にまで及ぶ暴力を知り、猫のマスクで正体を隠し立ち上がることを決意。実は彼女は元ボクシングチャンピオンで、数々の格闘技をマスターした最強のファイターだったのだ。 パク・ジンピョ監督といえば、韓国国内で大ヒットを記録したラブストーリー『ユア・マイ・サンシャイン』(05)や、実在の未解決誘拐事件を真正面から描いたサスペンス『あいつの声』(07)、さらに近年ではパク・シネ主演のドラマシリーズ「悪魔なカノジョは裁判官」を手掛けるなど、幅広いジャンルでその演出力を発揮してきた名手。 「ソ・シミン(=小市民)という主人公の名前のように現実と妥協して生きてきたこの時代の小市民が勇気を出し、一人の市民が小さな叫びを作り、2人、3人と叫びが加わり集まって大きな歓声になる過程を込めたかった」と、本作を手掛けた経緯について振り返り、「原作が良かったし、なにより仮面という設定が良かった。仮面は私たちみんなの心のなかに隠れているファンタジー。猫の仮面を通じて、なかなか出しにくい勇気、私たちが見たくて会いたいヒーローを表現しました」と説明。 さらにキャスティングに関しては「仮面をかぶった状態で男性のように見せなければならないから、原作のように背が高く、しらじらしい演技とアクションをすべて消化することができる俳優を考えてみたら、最初からシン・ヘソンだけが思い浮かんだ」と、原作を読んだファーストインプレッションからシン・ヘソンに決めていたことを告白。また、イ・ジュニョンについても「画面で見ていた顔と実際に向き合った顔が違うというのは天性の俳優。過去の作品でアクションをこなしているのを見て、私が探していたスガンだと思いました」と語った。 昨年2023年9月に行われた制作報告会に出席した際に、「原作とシンクロ率が100%」だとキャスト2人に太鼓判をおしたパク・ジンピョ監督。このたび解禁された場面写真からは、まさに漫画の世界からシミンとスガンが飛びだしてきたかのような躍動感を味わうことができるだろう。是非とも本編で、原作の魅力を活かして映画ならではの進化を遂げた、両者の熾烈なバトルを目撃しよう! 文/久保田 和馬