トム・クルーズ、コンサートにサプライズ登場 オーケストラの生演奏で映画を観るのが「夢だった」
8月に開催されたパリ五輪では会場にたびたび出没、リクエストに応えて写真を撮ったりとファンサービスに務めていたトム・クルーズ。今度はロンドンで開催されたコンサートにサプライズで登場、観客を驚かせた。 【写真】総覧!90年代イケメンハリウッドスターたちのNOW&THEN
トムが現れたのは現地時間9月27日(金)にロンドンのロイヤル・アルバートホールで開催された『トップガン マーヴェリック』のコンサート。ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団が演奏するサウンドトラックと共にスクリーンで映画を観るというイベントである。
スーツ姿でステージに登場したトムは来場者たちにお礼を言うと共に、オーケストラと指揮者のローン・バルフにも感謝の言葉を捧げていた。バルフはサウンドトラックの製作に携わった1人であり、トムの友人でもある。トムは「今夜のオーケストラのみなさんの素晴らしい才能にも感謝したい。このような作品を古典映画の宮殿のような壮大な空間で満員の観客を前にして、映像とシンクロしたフルオーケストラの生演奏と共に体験したいとずっと思っていました。その夢をかなえてくれてありがとう」と感動を語った。続けて観客に「楽しんで欲しい」と言うと、自分もみんなと一緒に鑑賞することを打ち明けてスピーチを締め括った。その後トムはボックス席でこの作品のプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマー、脚本のクリストファー・マッカリーと共に作品を楽しんでいた。
ちなみにこのイベントは「フィルムズ・イン・コンサート」というシリーズとして催された。これまで『アバター』『グラディエーター』『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2』『ホーム・アローン』が上映され、次回は『ゴールドバスターズ』が選ばれている。 それにしてもトムの神出鬼没ぶりは他に類を見ないほど。パリ五輪では閉会式にも出演、会場の選手はもちろん世界中の観客を沸かせた。トムは上空からワイヤーアクションで会場のスタッド・ド・フランスに降り立つとステージへ。オリンピックの旗を受け取るとオートバイに乗って出発。次回開催地のロサンゼルスに届けるためにパリの街を疾走するというストーリーを演じた。
ロサンゼルス五輪の会長であるケイシー・ワッサーマンによると「最初はスタジアムにはスタントマンを配置する予定だった。しかしトムは演出案を聞くと『その案に乗った。でも全部自分でやらせてもらえるならやる』と言ったんだ」。ちなみに報酬はなし。ボランティアで出演したという。観客を喜ばせることにかけては右に出るものがいないトム。次はどこに現れるのか、楽しみにしたいもの。