柳楽優弥、TBS「「ライオンの隠れ家」主演 弟役の坂東龍汰「幸せ。揺さぶられています」
俳優柳楽優弥（34）が5日、都内で主演するTBS系連続ドラマ「ライオンの隠れ家」（11日スタート、金曜午後10時）の第1話試写会の舞台あいさつに出席した。 柳楽が演じる小森洸人は真面目で優しく、市役所で働いている。両親を早くに亡くし、デザイン会社でアーティストとして働く自閉スペクトラム症の弟美路人（坂東龍汰＝27）と穏やかな暮らしを続けている。そこへ「ライオン」と名乗る謎の男の子（佐藤大空＝5）が「一緒に暮らす」と現れて事件に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。 2004年（平16）に初主演映画「誰も知らない」でカンヌ映画祭最優秀主演男優賞を史上最年少で受賞するなど、鮮烈な芝居の印象が強い柳楽は「個性的な役柄を演じるのとは違う。自分を表すのをちゅうちょせずに、ドラマの中で表現できたら。前半は凪（なぎ）の人生で変えたくない気持ちは分かる。ライオンが現れ、予期せぬところで成長できるのかな。違う自分を見てみようと思う」。 対人関係が苦手で、強いこだわりを持つ自閉スペクトラム症を持つ美路人を演じる坂東は「撮影に入る1カ月前、何も仕事を入れずに美路人と向き合えた。素直に表現できたら。『レインマン』とか自閉症を扱っている映画を見たり、自閉症の方が書いた本を読んだり、自閉症の子が通っている学校に行って勉強させてもらった」と振り返った。 柳楽との初共演について聞かれると坂東は「幸せです」。すかさず柳楽も「僕も幸せです」と返した。好きなところを坂東は「全て。ほのぼのとした瞬間、役者としての先輩。柳楽さんの目を見ると泣きそうになっちゃいます。揺さぶられています」と明かした。 他に齋藤飛鳥（26）柿澤勇人（36）桜井ユキ（37）が出席した。
