トヨタ「ゼロクラウン」が「22クラウン」フェイスにチェンジ! 8年目にして大胆カスタムに踏み切ったオーナーの想いとは?
いつかのクラウンが22クラウン顔に!
栃木・足利市で開催されたドレスアップカー・コンテストで、エッジなカスタムを施した青い「クラウン」を発見!! 見た目は22クラウンですが、実はベースが18ゼロクラウンというから、まさにエッジの効いたカスタムの1台です。その気になる仕様を紹介しましょう。 【画像】どう見ても「22クラウン」にしか見えない「ゼロクラウン」を見る(16枚)
8年目にして大胆モディファイ
見た目は15代目の22型クラウン(2018-2022年)と思いきや、ベース車は12代目18型クラウン(2003年-2008年)という大胆なスワップカスタムを施したオーナーの“大ちゃん”。所有歴8年目にして、同じクラウンオーナーですら気づかない大胆なカスタムメイキングを思いついて実行に移したという。 以前の仕様は「オシャレでカッコ良く」をテーマに、ブラバスをモチーフにドレスアップを進めていたが、『VIP STYLE』に掲載されたことをきっかけに、カスタム熱がエスカレート!! 次第に目標がドレコン上位入賞へと変わった。当然ツルシのパーツを組むだけではドレスアップの強豪がひしめく中では目立てない。そこで、独自のアイデアを武器に、他人と被らない仕様を考えて行き着いたのが、18クラウンベースの22クラウン化というわけだ。 オーナー渾身の力作は、フロントバンパーからサイドステップ、リアバンパーにいたるまで全てワンオフで製作されている。 ヘッドライト、フロントグリル、リアウイングは、22クラウン純正を流用・加工し装着。ボンネットに大胆な加工を施し、そこにアイポイントになる透明なアクリル板は刀をイメージさせるデザインでセット。 あえて交差させることで“二刀流”として作り込んだのもポイントだ。また、このアクリル板にはLEDをセットしているので、夜になるとレインボーの怪しい光を放つ演出も施されていた。
左右で異なるデザインのホイールをセット
外装カラーとコーデしたホイールは、二刀流を兼ねて左右で違うデザインのホイールをを履かせているのも面白い。右側はAMEXR-75、左側はAMEXG-23で、それぞれサイズはF:9J×20、R:10J×20インチだ。 タイヤはニットーNT555G2で、サイズはF:235/35R20・R:255/30R20。足まわりはエアサスになるのが今どきVIPカーの流れだが、大ちゃんはあえて車高調サスにこだわり、このクルマ専用にメーガンレーシングのワンオフ車高調を組んでいる。走りにもこだわっているので、スプリングレートはF:25K・R:20Kでローダウンしているとのことだ。 オーバーフェンダーはブリスター仕様で、片側F:10cm/R:20cmワイド化。前後ともフェンダーダクトを開けて、左右のサイドステップ上部にもエアダクト処理を施すことでスポーティに魅せる工夫が施されている。 また、工夫と言えば、リアのトランクを開けると、DJブースが登場するのが面白い。そこにはMTXオーディオ・システムを積載し、爆音を奏でながらノリノリのダンスミュージックを流せるというわけだ。 インテリアは純正シートを本革で張り替え、ブルー×ピンク色で統一。魅せるポイントにアクリル板を装着し、後席にインストールしたオーディオ周辺もレインボーに光り輝く仕様となっている。 取材した栃木ドレスアップカー・コンテストでは、残念ながら優勝は出来なかったが、総合3位を見事に獲得。大きなトロフィーが授与され、良い記念になったとのこと。さらなるオリジナリティあふれるカスタムに期待しよう。