貯金30万から年商40億円超えを叶えた、成功する理由【AMERIブランドディレクター:黒石奈央子】
自分らしくおしゃれを楽しむ20代後半~30代女性をターゲットにしたファッションブランド『AMERI』のディレクターを務める黒石奈央子さん。20代で起業し、独自のルールと感性でブランドを運営してきた彼女のサクセスマインドから、社会で戦っていくために必要なこと、生き方のヒントを探ります。黒石さんの“働き方ルール“を伺った動画も要チェック! 【AMERIブランドディレクター:黒石奈央子】10代がやっておくべきことは?
気になる職業、ブランドディレクターって何者?
ブランドのすべてをプロデュースする役割を担うブランドディレクターという存在。ブランドの世界観をつくることも仕事のひとつ。AMERIのCEOであり、ブランドディレクターも引き続き務めている黒石さんは実際、どのような仕事をしているのでしょうか? ブランドディレクターとして、「経営・デザイン・PR」のすべてに目を通しています。ディレクターとして働く上で大切にしている自分の軸は、コツコツやるべきことをやること・客観的な視点を持つこと・「なぜ?」と色んな物事に疑問を抱くこと。(by 黒石さん) PROFILE AMERI/Ameri VINTAGEブランドディレクター&CEO 黒石奈央子 くろいし・なおこ●1986年7月5日生まれ、大阪府出身。立命館大学経営学部卒業後、アパレルメーカーに入社。新規ブランドで、VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)を担当。退社後、2014年に『B STONE株式会社』を創業し、ファッションブランド『AMERI』をスタート。定番アイテムは作らず、常にファンを飽きさせない商品作りの他、SNSや動画配信で服の魅力やブランドの世界観を伝える手法も功を奏し、急成長。自社アイテムをYouTubeチャンネルで自らコーディネートして、その場で着用して紹介する着こなし動画も話題に。SNSではプライベートも紹介し、彼女のライフスタイルを支持する女性も多い。
ミニマムで始まったブランドがここまで成長した理由は?
“やるべきことをただやるだけ” ――2014年、28歳でファッションブランド『AMERI』を立ち上げ、貯金30万円から年商40億円超えのアパレル企業へと展開。これほど大きな成長を遂げた戦略や手腕は大いに気になるところです。 よく、「どのようにして、会社をここまで大きくされたんですか?」と聞かれるのですが、シンプルに、“やるべきこと”をやってきただけ。特に、『AMERI』立ち上げの際は出資金も少なく、通常、アウトソーシングする配送業務も自社で行い、PR費用もかけられないので、自分のInstagramを活用。当時、アメブロからインスタに切り替わるタイミングで、インスタのフォロワーも2万人程度だったんですが、そこで毎日、地道に商品を紹介したりして……。どれも人任せにせず、全部自分たちでこなしてきた。毎日コツコツやるべきことをやって、積み重ねてきた結果だなと思っています。