北村匠海主演『悪い夏』クズとワルしか出てこない衝撃の最新映像 河合優実ら豪華キャストも解禁
北村匠海が主演する映画『悪い夏』より、クズとワルしかでてこない特報が解禁。また、追加キャストとして河合優実、伊藤万理華、毎熊克哉、箭内夢菜、竹原ピストル、木南晴夏、窪田正孝の出演が発表された。 【動画】クズとワルしか出てこない! 『悪い夏』特報 本作は、真面目に生きる気弱な公務員の破滅への転落と“今そこにある”恐怖を描くサスペンス・エンターテインメント。第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した染井為人の原作は、育児放棄寸前のシングルマザー、彼女を揺すり肉体関係を迫る公務員、裏社会の住人、生活保護の不正受給をするドラッグの売人など「クズとワルしか出てこない」と話題を呼び、累計18万部以上を売り上げている。 主人公・佐々木守を北村匠海が演じ、『ビリーバーズ』『女子高生に殺されたい』など次々と癖のある原作を映画に仕立ててきた“映画の職人”城定秀夫が監督、『ある男』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した向井康介が脚本を手掛ける。 色仕掛けで佐々木(北村)を犯罪へと巻き込んでゆく育児放棄寸前のシングルマザー・林野愛美を演じるのは、飛ぶ鳥を落とす勢いの若手実力派俳優・河合優実。「タイトルどおりの、息苦しい湿り気を持った記憶にもなっています。それくらい出会う人たちの悪意や執着の質感が生々しかったです」と撮影を振り返る。 異常なほど正義に固執する佐々木の同僚・宮田有子役の伊藤万理華は、「みんな秘密にしたい欲望を抱えているんだなと分析する外向きの冷静さと、内側の自分がグラグラ揺さぶられ、良い意味で頭が痛くなりました!」と述懐。 愛美を脅迫し肉体関係を迫る佐々木の先輩・高野洋司役の毎熊克哉は、「共演者の皆様とは『大変だった撮影ランキングに入るよね』って話になるほど過酷なシーンを共にして、それは見事にカオスなシーンに仕上がっていました」と狂乱シーンについて言及した。 愛美の友人・梨華役の箭内夢菜は、「作品の世界観と撮影現場の雰囲気はギャップがあって、とても穏やかな現場でした」と振り返った。 さらに生活保護を不正受給するドラッグの売人・山田吉男役の竹原ピストルは、「終盤の土砂降りの雨の中での大乱闘シーンは、ぐっちゃぐちゃの状況の中、人間の心の奥底のぐっちゃぐちゃな部分がぐっちゃぐちゃにぶつかり合っている局面にも関わらず、どこか、美しいな、綺麗だな、という感想を抱き、とても印象的でした」と見どころを語る。 夫に先立たれ息子と2人困窮した生活から万引きに手を染め依存症のようになってしまう古川佳澄役の木南晴夏は、「香澄は非常に真面目に生きてきた女性で、まわりに頼ることがただ苦手なだけに、悲しい結末を選んでしまう。不運な役だと思いました」と自身が演じた役どころについてコメント。 裏社会の住人で佐々木を陥れようと裏で糸を引く首謀者・金本龍也を演じる窪田正孝は、「あの悪い夏に醜い人間たちがのたうち回るように精一杯生きていた。まるで生き血を吸うように、互いを汚し合うその無様さは、どこか美しくて微笑ましかったです。この映画をとことんまで堪能してほしい」と本作への期待が高まるコメントを投げかけた。 あわせて、クズとワルしかでてこない特報が解禁された。愕然とする佐々木(北村)のドアップから始まる本映像。真面目な公務員・佐々木がシングルマザー・愛美(河合)との出会いをきっかけに、金本(窪田)らにはめられ、闇に堕ちた姿が映し出される。そして「クズとワル」のナレーションにあわせて豪華俳優陣が切り取られる。佐々木はなぜクズとワルによって地獄へ突き落されたのか? ストーリーが気になる映像になっている。 映画『悪い夏』は、2025年3月20日より全国公開。 ※河合優実、伊藤万理華、毎熊克哉らのコメント全文は以下の通り。