夜の路上に道に迷った高齢男性…発見した女性の神対応「当たり前のことしただけ」 福井県福井市
福井県警福井署は8月28日、道に迷っていた認知症の70代男性を保護し、交番に送り届けたとして、福井市の会社員加藤加代子さんに感謝状を贈った。 加藤さんは7月25日午後7時ごろ、同市城東1丁目の路上を徘徊している高齢男性を発見した。声をかけたところ、男性が「丸岡に帰りたい」と話したため、認知症の可能性を考えて保護。暑さで苦しそうにしていた男性に飲み物を渡し、車で近くの交番に送り届けた。同署によると、男性は福井市内の福祉施設を抜け出して迷っていたという。 同署で帰山尚樹署長が「適切で勇気ある行動」とたたえ、感謝状を手渡した。加藤さんは「困っている人に声をかけるという当たり前のことをしただけで、男性が無事で良かった。これからも同じような人がいないかアンテナを張っておく」と話していた。