ガザにルーツ14歳、攻撃停止を 福岡で会見「関係ない人が犠牲」
パレスチナ自治区ガザ最南部ラファでのイスラエル軍の攻撃激化を受け、ガザ出身の両親を持つ福岡市の中学3年エルジャマル・モハメドさん(14)は22日、市内で記者会見し「犠牲になっているのは戦争に関係ない人ばかり」と述べ、攻撃停止を訴えた。 モハメドさんの父方の曽祖母は、ガザの避難所で爆撃を受けて亡くなった。祖父母や親戚も避難しており「食べ物や水、電気がない」状況という。 モハメドさんの姉で高校2年のエルジャマル・アヤさん(16)も同席し「ラファは(ガザの他の地域から多くの人が)避難している場所。安全だと思っていた場所が攻撃された。ガザにはもう安全な場所はない」と怒りをあらわにした。