菅直人元首相の「後継」、松下玲子氏 東京18区で落選も比例復活
菅直人元首相の後継として立憲民主党から東京18区に出馬した元武蔵野市長、松下玲子氏（54）。28日午前1時ごろ、小選挙区での敗北が濃厚となると陣営からは落胆の声が漏れたが、その後に比例復活の報がもたらされると、歓声が上がった。 会場に現れた松下氏は、集まった支持者らに「謙虚に有権者の声を聞き、だれもが安心して暮らせる活力ある社会の実現に向けて頑張る」と力を込めた。 リベラル色が強い土地柄。小選挙区では菅氏が自民候補に対し優位に立つ構図が長らく続いてきたが、野党共闘が成立しなかった今回、共産も候補を擁立。自民も公募で法務大臣秘書官を務めた福田かおる氏（39）を新人候補として擁立し、激しい選挙戦となった。 松下氏は、武蔵野市長を2期務めた実績や福祉の充実、選択的夫婦別姓の即時実現などをアピールしたが、選挙区では一歩及ばなかった。
