ウオーミングアップで、橋本（手前左）に抱えられるJ1福岡・安藤（同右）

　J1アビスパ福岡のDF安藤智哉が26歳の誕生日を迎えた10日、選手たちから手荒い祝福を受けた。未明に降った雪が残る寒空の下、練習後に水をかけられ、苦笑い。誕生日の日に水をかけられるのはJリーグ界隈では恒例だが「めちゃくちゃ寒い。夏だったらいいだろうな、と」と夏生まれをうらやんだ。 ■似てる!?　J1福岡・安藤と福岡時代の冨安 　1月10日生まれのため、必然的に新チーム始動直後のタイミングで迎えることになる。安藤はJ2大分から完全移籍したばかり。「加入したばかりのチームで歓迎されるのは非常にありがたい」と感謝する。26歳の誓いについて「けがをしない」。大分に加入した2023年は開幕直後に左太もも裏を痛めて約1カ月半離脱したそうで「今治でも開幕前にけがしがちだった。環境が変わるので、慎重に自分の体と向き合ってやっていき、より細心の注意を払いたい」と開幕スタメン入りに向けて体のケアを心がけた。 　26歳は福岡OBの元日本代表DF冨安健洋（アーセナル）と同学年だ。安藤は加入が決まった直後から、福岡サポーターの間で「冨安に似ている」とうわさされている。2021～22年に在籍したJ3今治でもチームメートから言われたことがあるという。「接点はないけど、同い年というのは知っている。スピードや足元のテクニックといった、今のサッカーに必要な能力をすべて持っていて、気持ちも強い。すべてにおいて参考にしている」と尊敬する。冨安以外にも「俳優の鈴木亮平さんとか、お笑いのウド鈴木さん」に似ていると言われることが多いという。「なんでもうれしいし、キャラ的には苦労しない」と話題になることを歓迎する。 　6日の新体制発表会では愛称の「ドゥー」にちなみ、サポーターからお笑い芸人村上ショージの持ちギャグ「ドゥーン！」をゴールパフォーマンスにしてはどうかと提案された。「ちょっとむちゃぶりすぎましたけど、覚えてもらう意味でも良かったのかな。全然ウエルカムなので、いろんな質問に答えていきたい」と大歓迎。自身初のJ1でプレーはもちろん、ピッチの外でも存在感を高めていく意気込みだ。（末継智章） ▼安藤選手がむちゃぶりに応じた「ドゥーン!」はこちら▼