立花裕大 阿部顕嵐と仲が深まり過ぎた?劇場の隣席、服かぶりと偶然を連発し、ファンをざわつかせる!舞台「桃源暗鬼」で再タッグ
立花裕大と阿部顕嵐がペアルック!?2人の共通点は…
――そのような役作りを経て立った初演の思い出を聞かせてください。 ローラースケートを滑りながら芝居をしたことで、お客様にとても喜んでいただけたので、大きな手ごたえを感じましたね。 僕の前に次々と壁のようなパネルが現れて、最終的には囲まれてしまうシーンがあったのですが、迫りくるスピードがものすごく速くて。速度を落とすこともできましたが、より迫力のあるシーンにしたかったので、そのままのスピードでいけるよう何度も稽古しました。 ――阿部顕嵐さん率いるカンパニーはどんな雰囲気でしたか? 座長である顕嵐のおおらかな性格が皆に影響して、すごくいい環境だったと思います。顕嵐って一見、ポワンとした雰囲気で、キャストを直接鼓舞するわけではないですが、稽古が始まると率先して声を出し、行動でみせるんですよ。アクションも上手いし、覚えるのも早い。信頼できる座長です。 ――阿部さんとは初演、別作品のドラマ、そして、今回の『練馬編』と共演続きで、仲も深まったことと思います。 もとから似たタイプなんです。ポジティブで筋トレやサウナが好き。最近は植物好きという共通点もできて、気がついたら似たような行動をとっていることが多いです。 以前、游摺部従児(ゆするべ・じゅうじ)を演じている廣野凌大が出演していた舞台を観に行ったら、偶然、隣の席が顕嵐だったのですが、まったく同じセットアップを着ていて。 幕間にロビーへ出たら、お客様が「阿部顕嵐と立花裕大じゃない?同じ服?」みたいな声がチラホラ聞こえてきて(笑)、恥ずかしかったけど、それだけ気が合うんでしょうね。
調子にのって(笑)Y字バランスのアクスタを制作
――以前、当サイトの『眼福♡男子』に登場していただいた際、筋トレを頑張っていると聞きましたが、今も継続していますか? もちろん続けています。最近、股関節がめっちゃ柔らかくなって、Y字バランスができるようになったんです。調子にのってアクスタまで作ってしまいました(笑)。 ――『桃源暗鬼』のキャラクターにちなみ、立花さんの中に潜む“鬼”について聞かせてください。 トレーニングにおいては鬼が出てきますね。筋トレのほとんどは“食事”と言われていて、筋量を増やしたい時期は心を鬼にして食べるようにしています。 炊飯器にお米と鶏肉と野菜を入れて炊いたものが1日分の摂取カロリーちょうどで、自分の体と合っているのでよく食べています。鶏肉は手羽元を使用するのですが、ある作品の稽古中、手羽元換算で100羽以上は食べました。それもブラジル産の鶏。 ――どうしてブラジル産なんですか? 国産に比べて安価なんです。まとめ買いしては冷凍保存し、その都度調理して、食べていました。そのほか、今年の夏はランニング専用のサンダルを購入し、走ることにも力を入れました。久しぶりに走るときついですが、心を鬼にして自分を律していました。 ――鬼と桃太郎は敵対関係にありますが、立花さんにとっての天敵は? 大概のものは大丈夫ですが、白子のお吸い物だけが苦手です。煮込まれて、しっかり味がついていればまだ食べられますが、シンプルに透明のだしの中に浮いているものがダメ。 あとは、好きそうに見えるかもしれませんが、辛いものも苦手です。カレーを食べるときは甘口で、頑張って中辛がやっと。だって痛いじゃないですか。辛いは味覚だけど痛いは痛覚でしかない。ガマンして食べるものではありません。 ――「これだけは負けない」と自信をもっているものはありますか? 俳優界でトップクラスのポジティブさをもっていると自負していて、何がきても大丈夫という自信があります。多分、明日から僕以外の人間が全員、ゾンビになったとしても…、その状況をすでにシミュレーション済みなので、生き残れるのではないでしょうか。 ――シミュレーションの内容が気になります。 あちこちに無人の車が置きっぱなしになっていると思うので、よさそうなものを見繕って根城にし、自給自足のライフラインを確保する。できれば、相棒となるようなペットにいてほしいですね。そして、キャンプ道具と知識さえ備えていれば生き残ることができるのではないかと想定しています。