モモの生育状況を確認する関口会長

　魚津市果樹振興会は22日、市内で生産する果物のシーズンスタートを宣言した。モモから始まり、ブドウ、ナシ、リンゴの収穫が続く。同日、市もも研究会の目ぞろえ研修会があり、7農家が生育状況を確認。23日を目安として各直売所で販売を始めることを決めた。 　関口春樹もも園（魚津市天神野新）で式典があり、市果樹振興会の伊東仁志会長が「消費者に喜んでもらえるように命を懸けて作ってきた。安心安全の果物を届ける」と話し、シーズン開始を宣言した。 　市もも研究会の目ぞろえ研修会では、県新川農林振興センター職員が、各農家が持ち寄った「あかつき」と「美郷」の品質を確認。色づきは平年の同じ時期より少し進んでおり、糖度は猛暑の影響で高め。大きさは平年並みで、先週の大雨の影響で少し柔らかいものが多いという。 　同研究会の農家では2023年度の暖冬の影響でカメムシが多く発生したが、被害は少なく、平年並みの18トンの出荷を見込んでいる。関口春樹会長は「各農家が一年かけて丹精込めて育てた。ぜひ味わってほしい」とPRした。