南海トラフ震源域で6弱〝影響はしない”そのワケは…
南海トラフだけでなく“直下地震”への備えも重要
最近では今月8日に宮崎県沖で大きな地震が発生。そして17日夜、南海トラフ巨大地震の震源域の中で、マグニチュード6.6の地震が発生、愛媛県と高知県の一部では最大震度6弱を観測。気になるのは、南海トラフ巨大地震との関連だ。
気象庁は、「規模が小さい」、「メカリズムが違う」という点から、南海トラフ巨大地震の発生の可能性が高まったとは考えていないとしている。気象庁によると、南海トラフ巨大地震はプレートが“ぶつかる境界”で起こる地震。しかし今回の地震は、フィリピン海プレート内で発生していることから、地震発生における“メカニズムの違い”が考えられる。 地震学を専門とする、「愛知工業大学」の横田崇教授は、「直接的な関係は低いが、地震はいつ起きるか分からない」と話す。続けて、「南海トラフ巨大地震だけでなく、直下地震への備えもしっかりしてほしい」と呼びかけた。