小芝風花「コメディー作品は楽しい」――「事件は、その周りで起きている」
――第2話はキムラ緑子さんと池谷のぶえさんが登場しますが、撮影の感想を教えてください。 「この後、のぶえさんと撮影するのでとても楽しみです。緑子さんの役はセリフがひと言しかなく、ずっと黙秘しているんです。最初に台本を見た時は(緑子さんの)セリフが1行しかなく、ローカロリーな役なのかなと思いましたが、その1行で驚くほどに大号泣するという、めちゃくちゃハイカロリーな役で…。緑子さんのお芝居は、本当にすごかったです。このドラマは会話劇でセリフが多く、ほぼワンカットで撮影するため、セリフに対するプレッシャーがすごく大きいので、最初は正直『セリフが少なくてうらやましい』と思いました(笑)。でも、セリフが少ない分、演技力が必要な役なので、緑子さんに演じていただけて良かったです! 緑子さんも『この作品に仲間入りできてすごくうれしい』と言ってくださり、とてもうれしかったです」 ――キムラさんの演技を間近でご覧になって、特にここがすごいなと思ったところを教えてください! 「撮影の前に緑子さんが監督と役の見え方について相談されていた姿が印象的でした。緑子さんのようなベテランの俳優さんでも、しっかり監督とコミュニケーションを取って、意図を聞いて、それを表現されるのだなと。そして、大号泣するシーンでは本当にわんわんと泣かれていたのですが、カットがかかった瞬間に『何やってんの、私』という感じで泣きから笑いに変わって…。すごく面白かったです」 ――これから池谷さんとのシーンを撮影されますが、何か楽しみにされていることはありますか? 「のぶえさんとは以前共演したことがあるので、またお会いできて、この作品でご一緒できて本当にうれしいです。真野がのぶえさん演じる女性にただ聞き込みをするだけなのに“普通にしまい”と必死になり、何も怪しいところはないのに、すごく怪しいものとしてその女性を見る、その対比がどんな感じに出るのかがすごく楽しみです」 ――ありがとうございました!