「本人確認できれば、入場券がなくても投票できる」 衆院選の期日前投票 埼玉県選管がホームページやSNSで周知 公示翌日からの5日間で前回より7万人減少
埼玉県選挙管理委員会は21日、衆院選(27日投開票)の期日前投票の中間状況を発表した。公示翌日の16日から20日までの5日間で、選挙人名簿登録者数の2・89%に当たる17万7716人が投票。前回2021年衆院選の同時期(24万8225人)と比べ、7万509人減少した。 政治の信頼回復なるか 衆院選公示 埼玉16小選挙区に66人立候補 女性候補は倍増の17人
減少数が最も多い市町村はさいたま市で3万7727人減。川口市(7247人減)、春日部市(6968人減)、所沢市(6439人減)が続いた。 期日前投票所は前回の185カ所から188カ所に増加した一方、期日前投票者数は前回21年衆院選同期、前々回17年衆院選同期(19万4100人)を下回った。 県選管担当者は今回、投票者数が大幅に減少したさいたま市や川口市などから「投票所入場券が市民に届いていないと聞いている」と話した。 入場券発送の遅れを受けて、県選管では「本人確認ができれば、入場券がなくても投票できる」といった周知を、県ホームページや交流サイト(SNS)で進めている。