イマドキの学食『1000円で盛り放題』『ハイクラスホテル直営』!?実は一般客が増加中「大人の知る人ぞ知る穴場スポットになりつつある」
取材をしていると、次から次にお客さんが。 (一般客)「(来るのは)5回目。端から順番に全部味見をしようって。安く食べられておなかもいっぱい」 (一般客)「一般の人が気楽に入れるし、安い」 なぜ学生以外にもオープンにしているのでしょうか。 (食堂の運営会社・営業担当 新留遼さん)「梅田キャンパスを知っていただくことが一番の狙いです。(Q利益につながる?)そうですね、学生とは違う価格に設定をさせていただいているので」 大学をアピールするとともに食堂の売り上げにもつながり、まさに一石二鳥です。
ハイクラスホテル直営の学食!?サービスも格別
学食レストランは他にも。神戸学院大学のポートアイランドキャンパス。ここの自慢の学食が「神戸学院大学内レストラン ジョリポー」。学食でありながら、神戸を代表するハイクラスホテル「神戸ポートピアホテル」直営のレストランなんです。学食には珍しくオーダーを受けてから料理をつくるスタイルで、出来立ての本格的な料理を味わうことができます。 (記者リポート)「デミグラスの濃厚な香りが鼻から抜けて、お肉のジューシーなおいしさがふわっと広がりました」 サービスだって、一味違います。食券を購入すると、スタッフが席までエスコート。学食なのに料理もサーブしてくれます。価格帯は1000円前後と学食にしては少し高めですが、ホテルシェフの料理がリーズナブルに楽しめると、学生はもちろん一般客からも大人気です。 (学生)「おいしいです。テストのご褒美とかに使ったりします。ちょうどいい」 (一般客)「安いというか、お手頃で。一般の人がどれだけ入っていいのかなと思ったんですけど、特に気をつかわずに入れたし」 取材をしていると偶然、この方も見つけました。 (神戸学院大学 中野雅至教授)「昼以降の授業があるときは必ずここで食べます。本当にコスパがいいというか、思っている以上に安いのでいいですよ」 なぜハイクラスホテルの料理を安く提供できるのでしょうか? (神戸ポートピアホテル・営業企画 中村佑帆さん)「近くに本社というかホテルがあるのでそこで一括して仕入れて、その材料をこちらで使うとか、その日のメニューによってさまざまな工夫をすることで、費用を抑える努力はしています」
リーズナブルでおいしい学食は、大学の魅力発信にもつながるといいます。 (学食研究家 唐沢明さん)「今は少子化で、大学もサバイバルになっているので。手を抜いてしまうと、『ライバル大学に学生をとられてしまっては…』ということで。(Q一般客は?)増えていますね。安いものを早くおいしく食べられるならリピーターも増える。大人の隠れ家ではありませんが、知る人ぞ知る穴場スポットになりつつあると思います」 (2024年8月7日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)