不滅の記録…大の里が敢闘、技能のダブル受賞で新入幕から５場所連続三賞受賞 殊勲賞は若隆景
＜大相撲秋場所＞◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館 日本相撲協会は22日、大相撲秋場所が開催されている両国国技館で、同場所の三賞選考委員会を開き、受賞力士が決まった。いずれも千秋楽の成績に関係なく受賞となった。 【写真】大の里、前代未聞“ちょんまげ大関”期間限定か 殊勲賞は、14日目を終え11勝3敗で東前頭7枚目の若隆景（29＝荒汐）が初受賞した（技能賞は過去4回受賞で三賞通算では5回目）。12日目に、優勝した関脇大の里の連勝を11で止め「全体的に場所をわかせた。内容も殊勲賞に値する」（高田川審判部長＝元関脇安芸乃島）と評価された。 敢闘賞は優勝した関脇大の里（24＝二所ノ関）が3回目の受賞。「久々に14日目の優勝を決めて大の里の場所だった」（同部長）と評価。また若隆景同様、14日目を終え11勝3敗で西前頭13枚目の錦木（34＝伊勢ノ海）も初受賞（三賞は23年名古屋場所の殊勲賞を含め通算2回目）した。 技能賞は大の里が3回目の受賞。「前に出る攻撃的な相撲は技能に値する」（同部長）と審判部から評価された。大の里の三賞受賞は、今場所のダブル受賞を合わせ通算で8回目。また新入幕から5場所連続で、自身が持つ新入幕からの連続受賞記録を更新した。
