EU各国、財政規律巡る確約果たすべき=ユーログループ議長
[ブリュッセル 20日 ロイター] - ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のドナフー議長は20日、フランスとイタリアが定められた過剰赤字手続きに従わない可能性を巡る懸念について、欧州連合(EU)加盟各国が確約を果たすことが重要になると述べた。 EUの欧州委員会は19日、フランスとイタリアなど加盟7カ国がEUの財政規律を超える財政赤字を抱えており、違反手続きの対象とする必要があるとの見解を示した。 ドナフー氏は「確約を果たすことが今後数カ月から数年で極めて重要になる」と指摘。「国とユーロ圏の予算政策に関する全体的な方向性は、来年の借入額と財政赤字の削減だ。これは各国政府、財務相らが互いに約束した内容であり、私はそれが果たされると確信している」とした。