FA杯決勝に備えて主力来日せず…18歳FWら積極起用で横浜FMに敗れた浦項パク監督「セカンドチームには良い経験になった」
[11.27 ACLEリーグステージ第5節 横浜FM 2-0 浦項 横浜国] 今月30日に蔚山HDとの韓国FAカップ決勝戦を控えている浦項スティーラーズ(韓国)は主力選手の大半を帯同させずに横浜F・マリノスとのアウェーゲームに挑み、0-2で敗れた。試合後、パク・テハ監督は「土曜日にビッグマッチがあるので、韓国からベストメンバーは帯同していない。セカンドチームには良い経験になったが、結果は残念に思う」と淡々と語った。 【動画】アウェー中国戦の裏で起きていた珍事…日本代表FWがSNS上の声に反応「わざと」 浦項はこの日、高校3年生世代で18歳のFWキム・ミョンジュン、パリ五輪予選でのU-23韓国代表歴を持つMFキム・ドンジンらリーグ戦の出場機会の少ない選手を多数先発に抜擢。FWホルヘ・テイシェイラ、MFオベルダン、DFジョナサン・アスプロポタミティスら外国籍選手は帯同させておらず、国内カップ優先の編成は明白だった。 そうした中でも指揮官が「よりプレータイムを増やして、ボールに絡む時間が増えればさらに良くなる」と期待を寄せるリベロ起用の21歳DFチェ・ヒョンウンらが奮闘し、横浜FMに対して集中力の高い守備を見せていたが、前半41分に経験豊富なGKファン・インジェのビルドアップミスから失点。後半にもPKで追加点を許し、0-2で敗れる結果に終わった。 しかし、指揮官はこの試合を前向きに受け止めた。「アウェーでの3試合はこれまでいろいろな事情があり、ベストなメンバーを連れて来られなかった。ただ若い選手にとっては2点を取られたと言っても、経験を得られたことが良かった」。そうこの敗戦を振り返りつつ、「再試合のチャンスがあればベストな戦いをしたい」と苦笑い混じりに話した。 また先発に抜擢されながらもPKをGK飯倉大樹に止められるなど、悔しい一戦になった18歳のキム・ミョンジュンについては「良いプレーをしていた。次に同じチャンスが来た時にゴールを決めてくれればいい。サッカーにミスはよくあるもの。次に改善してくれればいい」と温かくかばった。