宮澤ひなた、昨年末の右足首骨折から復帰! なでしこ・池田監督「やれることを増やす」
本番を見据えて『シービリーブス杯』で確認したい点を質問されると。 「『五輪』のベニュー移動を含む中2日での戦いを『シービリーブス杯』でシミュレーションになると思う。移動し、短い時間で次の相手に準備をすることを体感できるのはスタッフを含めていいシミュレーションになると思う。ブラジルになるか、カナダになるかは1戦目次第だが、ブラジルとは昨年3回やっているので、お互いにまた違ったことにトライする部分も出てくるのかなと思っている。この『シービリーブス杯』で『五輪』に向けて、やれることを増やしていく、確認と同時に進めていかないといけない。またチームを作っていくのと同時にメンバー選考、限られた人数で戦わないといけない部分の見極めも含めて、この『シービリーブス杯』、5月の活動で総合的に考えていきたい」 代表復帰となるGK大場、DF守屋について評価を聞かれると、池田監督はこう答えた。 「GKは『W杯』から山下選手、平尾選手、田中(桃子)選手と積み上げてきた中で、今回GKの層を広げるという意味で大場選手を招集した。(『パリ五輪』は登録メンバーが18名となるため)GKを3~4名呼べるならまた別だが。彼女以外も組み合わせを含めて、いろいろ経験させたいと思っているし、DFとどういうコミュニケーションを構築していくかはトレーニングを含めて考えている。試合だけではなく、トレーニングから関係性を構築していければと思っている。守屋選手は自チームでしっかり活動しているし、彼女の持っている上下動はなでしこの力になると思うし、日頃の成長を我々のチームに生かしてくれると思い招集した」 昨年の『シービリーブス杯』は日本のファンは映像で見られなかったが、今年は配信があることについて佐々木委員長は見解を述べた。 「昨年は日本のみなさんに見てもらえず失礼しました。今回は配信につなぐことができた。本来ならばテレビ放映で見ていただきたいところだが、今回の配信でぜひ多くの方に見てもらえたらと思う」 『パリ五輪』での初戦・スペイン戦まで3か月半あまり、なでしこジャパンはアメリカでどのような戦いぶりを見せるのか。『2024シービリーブスカップ』準決勝・アメリカ女子代表戦は4月6日(土)・メルセデスベンツスタジアム(アトランタ)、カナダ女子代表orブラジル女子代表と対峙する決勝o3位決定戦は9日(火)・Lower.comフィールド(コロンバス)にてキックオフ。試合の模様はJFATVにてライブ配信。 取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)