強力先発投手陣のフィリーズがマーリンズの左腕ルサルドをトレードで獲得 23年には208奪三振マーク
フィリーズが22日(日本時間23日)、マーリンズの先発左腕ヘスス・ルサルド(27)およびマイナーリーグの捕手ポール・マッキントッシュをトレードで獲得した。若手有望株2人との交換となる。大リーグ公式サイトが報じた。 ルサルドは26年までチームの支配下にある選手で、ザック・ウィーラー、アーロン・ノラ、ランヘル・スアレス、クリストファー・サンチェスといった投手がそろうローテーションに加わる。フィリーズは若手有望株トップのアンドリュー・ペインター投手も25年中にローテーションに加わると期待している。4年総額7200万ドル(約112億6800万円)で契約したタイワン・ウォーカーは24年は防御率7.10と不振に終わり、リリーフに回った。25年は契約3年目だが、ルサルドの加入により来季もブルペンでのスタートが予想される。 ルサルドも昨シーズンは苦戦し、24年の12試合で防御率5.00。その後、腰椎ストレス反応(背骨の腰部分の疲労性の損傷、腰椎にかかる過剰な負荷や繰り返しのストレスが原因で発生)でシーズンを終了した。左肘の張りもあった。 ルサルドはキャリアを通してケガに悩まされ、アスレチックスとマーリンズでの6シーズンで512イニングしか投げていない。最高のシーズンは23年で、32試合に先発して178回2/3を投げ、10勝10敗、防御率3.58、208奪三振だった。平均97マイル(約156キロ)の直球と、スライダー、チェンジアップを投げる。 フィリーズの強みは間違いなくローテーションだが、ルサルドの加入でさらに強力になる可能性が出てきた。連覇を目指すドジャースの前に立ちはだかる。交換要員のスターリン・カバ遊撃手はフィリーズの有望株ランキング4位、エマリオン・ボイド外野手は同23位だった。