「チャレンジャーの気持ち」を強調する井手口陽介。注目の新戦力MFは王者・神戸でどう輝くのか
「日々、競争したい」
昨季のJ1王者である神戸が1月16日に新体制会見を実施し、リーグ連覇へ新戦力たちが意気込みを語ったなか、中盤の新たなキーマンとして注目されるのがMF井手口陽介である。 【PHOTO】井手口、岩波、宮代らを積極補強!リーグ連覇狙うヴィッセル神戸が新体制&新ユニ発表会見を実施! 井手口は昨季、セルティックからのレンタルで地元の福岡でプレーし、強度高く攻守に関わるプレーで、クラブ初のルヴァンカップ制覇に貢献。 今オフはセルティックからの完全移籍という形で神戸に加わった。 かつて日本代表でもプレーし、アカデミー時代を過ごしたG大阪でも様々な経験を積んできた27歳である。神戸の中盤に異なる活力を加えてくれるはずだが、本人はあくまで「チャレンジャーの気持ち」で臨むという。 「毎日の練習が勝負だと思いますし、毎週の試合で結果を残さないと次は出られないという状況が絶対にあると思うので、日々、競争したいという想いがあったからこそ、ここにくる決断をさせてもらいました」 4ー3-3の神戸の中盤には山口蛍、佐々木大樹、扇原貴宏ら昨季のリーグ優勝を支えたタレントたちがおり、今オフには吉田孝行監督の長崎時代の教え子である鍬先祐弥も加入。井手口にはインサイドハーフが適任に映るが、アンカーのポジションを含め激しいレギュラー争いが予想される。 そのなかで口数は決して多くないが、プレーは雄弁な男がどんなプラスアルファをもたらすか。攻守に強度の高いプレーを目指す神戸との親和性は良さそうなだけに、リーグ連覇へ彼にかかる期待は大きい。 取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)