肱川あらし今季初観測【愛媛】
観測開始以来、最も遅い冬の使者の到来です。 大洲市で「肱川あらし」が20日朝、今シーズン初めて観測されました。 午前7時ごろの肱川河口、小規模ながら冬の風物詩「肱川あらし」が観測されました。 肱川あらしは気温が下がった晴れた日の朝に大洲盆地で発生した霧と川面から立ちのぼる霧が強い風に乗って肱川を伝い伊予灘へと流れ出す世界的にも珍しい自然現象です。 20日午前の大洲市長浜の最低気温は今シーズン最低の6・3度。 肱川あらしは2023年より26日遅い発生で地元の観光関係者らで作る肱川あらし実行委員会が1998年に観測を始めて以来最も遅い初観測となりました。 登校中の小学生は「見るのは楽しいけど、手先がすごいジンジンして感覚がないくらい寒かった」と話していました。 肱川あらしは例年3月上旬まで条件が整った日に発生し寒さが増すほど規模も増すということです。