【宮島ボート ルーキーシリーズ第19戦】常住蓮 速攻逃げで今年3V「お兄ちゃんたちに負けず頑張る」
ボートレース宮島のルーキーシリーズ第19戦「第10回スカパー・JLC杯」は最終日の19日、第12Rで優勝戦が行われ、常住蓮(23=佐賀)がインからトップスタートを決めて快勝した。最終コーナーまでもつれた2着争いは、柳瀬幹太が飛田江己に競り勝った。 最終日は朝から強烈なホーム追い風が吹き荒れ、1Rから安定板装着、4Rからは周回短縮でレースが行われた。優勝戦の時間帯は多少マシになっていたとはいえ、そんな悪条件でも常住は圧倒的な強さをみせつけた。 「3カド(柳瀬)に引かれたのは想定外だったけど、負けないぞっていう気持ちでスタートは行きました。足は今節で一番いい状態に仕上がっていたし、自分のレースはできたと思います」 インからコンマ05のトップスタート。回った瞬間に他の5艇を突き放す圧勝劇だった。 今年は3月22日に地元からつでデビュー初優勝を飾り、8月23日には再びからつでV。今回で3度目の優勝は地元以外で初、そしてルーキーシリーズでも初優勝だった。 「ルーキーシリーズは少し苦手だったんですが、今節はツキもありましたね。今は佐賀支部がいい流れだし、お兄ちゃんたち(定松勇樹、末永和也ら)に負けないよう頑張りたい。この後に三国(28日~12月3日の71周年記念)、福岡(12月8~13日の71周年記念)と2節G1が続くんですが、自分も結果を出したいですね」 まだ先の話だが、来年9月23~28日のヤングダービーは宮島での開催。その頃には、もうワンランク上の存在になっているか。今後の走りに注目だ。 ◇常住 蓮(つねずみ・れん)2001年(平13)1月2日生まれの23歳。126期。佐賀支部所属。20年5月13日、からつでデビュー。21年1月27日、児島で初1着。同期には山口真喜子、浜野斗馬、大沢風葵、島川海輝ら。1メートル61。血液型A。