元国税職員→今は芸人&東大生!異色の男が斬る「お金が貯まらない人」の共通点、コンビニでのNG行動とは?
ぼくが、「1000円下ろした後、その日はお金使わなかったの?」と聞くと、「いえ、必要になったので、また別のコンビニで下ろしました」とのこと。 何度も下ろせば、その分だけ手数料がかかるかもしれません。かからなかったとしても、確実に時間の無駄です。 ちょっとしたこと、と思うかもしれませんが、お金を下ろすその時間だって、貴重な時間です。1時間残業をすれば、それなりの金額を稼ぐことができるはず。だからこそ、自分の時間の価値を知り、行動の無駄を減らすこと。これが、賢いお金の使い方にもつながるのです。 それに彼はチケット代を払って手持ちの現金がなくなったら、その日や次の日はどうやって生活するつもりだったのでしょうか……。 彼の不思議な行動からは、「決済やATMの基本的なシステムを理解すること」「計画的な支出」「相手に敬意をもって丁寧にコミュニケーションを取ること」の大切さを学ぶことができます。 ● 「お金が見えづらくなる」 NG習慣とは? さて、先ほどはちょっと特殊な例に見えたかもしれませんが、次はより多くの人がやりがちな「貯まりづらい習慣」の話です。 お金の管理することは、誰にとっても面倒です。財布が二つも三つもあって、それぞれの財布にいくら入っているか把握し続けるのは億劫ですよね。 同様に、クレジットカードを複数持っている場合、それらを正確に管理することは容易ではありません。 クレジットカードを使えば、短期ではあるけれど借金が増えます。借金の金額やそれぞれの利息を把握できなければ、総額はますます増えてしまいます。 まずは自分の使ったお金がきちんと把握できるように、使うカードはできる限り絞りましょう。
● お得なキャンペーンには裏がある! 必ず「条件」をよく読もう また、QRコード決済やフリマのアプリを使っていると、大量のポイントや現金を得られるキャンペーンを目にします。ちょっと手続きをするだけでお金がもらえるのなら、費用対効果は高いように思えます。 しかし、企業側はなぜそのようなキャンペーンをするのでしょうか。 ユーザーを増やすために初回無料にしたりクーポン券を配ったりするキャンペーンは理解できます。しかし、すでにユーザーとなっている人を対象としたキャンペーンがユーザーのために実施されているとは限りません。 もしかしたら、ポイントで誘導し、リボ払いの登録をさせたいのかもしれない。既存のサービスと関係ないクレジットカードを契約させたいのかもしれない……。安易に目の前の利益に飛びつかず、背景にある意図をよく考えてみたいところです。 企業がモノを売り、消費者がモノを買う場合、互いに利益があります。共存関係にあるともいえるでしょう。 しかし、常にそうであるとは限らない。企業が消費者の無知や軽率さを利用して資源を奪う可能性があります。それが問題にならないのは、消費者が表面上は十分納得していると客観的に判断できること、また消費者に一定の利益がありその対価として企業側が利益を得ていること、こういった構造によって不問にされているに過ぎません。 だから、あなたは自分で学び、自分で考え、企業の意図を読み、最適な判断をするよう心がけなければならないのです。一見お得なキャンペーンを見かけたら、登録前に条件をよく見てみてください。
さんきゅう倉田