電子部品振るわず5社減益 1社赤字、家電向け低調
電子部品大手7社の2023年4~12月期連結決算が2日、出そろった。産業機器や家電向けの需要が低調で村田製作所など5社の純利益が前年同期比で減少した。アルプスアルパインは赤字に転落。売上高も5社が減収だった。モーター大手ニデック(旧日本電産)は増収増益を確保した。 村田製はゲーム機や産業機器向けの販売が減少し、純利益は前年同期比18.0%減の1745億円だった。村田恒夫会長は需要減少が続いていたスマホ市場の「底は打った」と回復に期待を示した。TDKはデータセンター向けの需要が大幅に減少し12.7%減の1194億円。京セラは半導体関連の販売が落ち、23.9%減の903億円。