市川ぼたん 弟・新之助の変化に“さみしさ”も 「どんどんひとりの世界に行っているみたいな感じ」
歌舞伎俳優・十三代目市川團十郎さん(46)の娘で、舞踊家として四代目・市川ぼたんを襲名した堀越麗禾さん(12)が、八代目・市川新之助を名乗った弟・堀越勸玄さん(10)の成長や変化について明かしました。 【画像】市川團十郎&新之助親子、襲名から1年 サインを練習する時に「新之助だな~」と実感
■姉が気づいた弟の“変化”「手をつなぐ時とか太く分厚く感じる」
日本テレビの取材班は、市川海老蔵さん(当時)と小林麻央さんの出会いから密着をはじめて15年。成長が著しく、新たな表情を見せる子どもたちと、それを父として大きく見守る團十郎さん家族を密着取材してきました。 親子共演の華やかな舞台のため、積み重ねられる厳しい稽古の様子が公開されたこの番組。ぼたんさんは弟・新之助さんの成長について感じることがあるそうで、「結構、勸玄は男の子っぽくなった。日頃の生活でもそうだし、手をつなぐ時とか太く分厚く感じるんです。指とか、男の子っぽくなった。いいことだと思うんですけど、どんどんひとりの世界に行っているみたいな感じがするので、すごくうれしいんですけどちょっとさみしい」と明かしました。 一方、新之助さんは「あんまり男の子っぽく感じることはありません。自分ではあんまり気づかないんですけど、周りの人に“男っぽくなったね”と言われる」と語りました。 そんな新之助さんは2023年、フランスのアニメーション映画『古(いにしえ)の王子と3つの花』で吹き替え声優に初挑戦しました。収録時には、フランスから監督が訪れ、新之助さんの演技を「ブラボー!」と絶賛。アフレコの前には團十郎さんからアドバイスがあったそうで「もしちょっと間違えちゃったら、監督に“もう一回やらせてください”、アドバイスとかいただいたら“ありがとうございます”、“頑張ります”と言いなさい、と言われました。楽しかったです!」と、笑顔を見せていました。
■家族の思い出の地・ハワイ旅に密着 明かされる麗禾さんの“迷い”
2023年8月、家族の思い出の地でもあるハワイを訪れた3人。團十郎さんと子どもたちにとって、コロナ禍でできなかった4年ぶりの海外旅行です。海で波乗りに挑戦するなど、遊びにも全力の麗禾さんと勸玄さん。ハワイの公園では、現地の子どもと意気投合する勸玄さんのフレンドリーな一面や、ちょっとした姉弟ゲンカなど、飾らない2人の素顔を見ることができます。 楽しそうに過ごす一方で、麗禾さんは「これをしたいっていうものがないんですよ。夢を持った方がいいっていうのはわかってるんですけど、あんまり見つからない…夢が」と、秘めてきた思いをカメラの前で初めて語りました。 舞踊家であるほか、俳優、声優、モデルなど、幅広い活動をしている麗禾さん。そんな麗禾さんについて、團十郎さんは「巣立つように話してますよ。歌舞伎のこともあるし、舞踊のこともあるし、芸能活動のこともあるし、日本だけにとどまるかというところもあるし、留学も考えなくちゃいけないだろうし、多様性の中で、僕は彼女に対して接したいから。彼女の人生を豊かにするために、僕や彼女が“さみしい、悲しい、つらい”とか、一時の感情で、未来を潰すような行動を親としてとりたくない」と胸の内を明かしました。