大井の無敗馬ダテノショウグンが調教試験に合格!7月8日の赤兎馬賞を視野に/有力馬情報
無傷の5連勝でハイセイコー記念を制したものの、今年2月に左前脚の爪を負傷して休養していた大井のダテノショウグン(牡3、森下)が7日、大井競馬場で行われた調教試験に合格した。3歳の9頭立て。外の3番手から馬なりで先頭に立ち、2位に入線した。1000メートルを1位と同タイムの1分3秒8。騎乗した御神本騎手が「歩様だけ確認しながら。手前もちゃんと替えていた」と森下師に伝えると、師も「動きは問題ない。足りないだけ。まだあと1カ月あるので」と視野に入れている7月8日大井の赤兎馬賞(3歳、1800メートル)に向けて仕上げていくことを伝えた。 あらためて同馬の走りを見た森下師が「この(昨秋にオーストラリア産の砂に入れ替わった)馬場で弾みますからね。普通の馬ではできないです。ちょっと別格。ものが違いますね。教えて出来ることではないですから」と話すと、御神本騎手も「跳びが軽いだけではないからね。かきに重みがあるから」と称賛。前走のハイセイコー記念から約7カ月、東京ダービーには間に合わなかったが、馬体重も26キロ増の495キロと成長を遂げた大井の大器が、まずは復帰に向けた第1関門の調教試験を無事にクリアした。 【牛山基康】