トヨタ決算発表 豊田社長が事業方針説明(全文3)協調の精神が重要
トヨタ自動車は8日午後、2019年3月期決算の説明会を開いた。決算概要の説明後、豊田章男社長が今後の事業方針を説明した。 【動画】トヨタ、2019年3月期の決算発表 豊田社長が事業方針説明 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「トヨタ、2019年3月期の決算発表 豊田社長が事業方針説明」に対応しております。 ◇ ◇
激化する競争にどう対応するのか
共同通信:共同通信の【ナカジマ 00:44:35】と申します。研究開発費について伺いたいんですが、この20年3月期、1兆1000億円ということで過去最高水準を見込んでおられると思います。今はケース対応など、新しい技術への研究開発費というのがどんどん必要になってきてる状況かと思うんですが、海外のIT大手などがここへの投資を積みます中で、トヨタさんとしてこの水準、十分というふうにお考えなのかということと、今度どうやって、激化する競争に対応していくのかっていう、その辺りのお考えを伺えますでしょうか。 小林:経費というのは【試験研究費 00:45:10】も含めて、出せば出すほど、やっぱり利益を圧縮して、結果的に高いものをお渡しする。ですから原価低減って言ってるわけですけれども、これはプライオリティーといいますか、順番付けの差だと思います。で、今、コネクティッドとかケースとか、それの対応は、だいたい試験研究費の中のだいたい4割弱です。 これを、おそらく近いうちに5割ぐらいにはもっていくんじゃないか。かと言って、車の基本性能とか、まだいろいろやることが山ほど、まだまだ未熟な産業です、車というのは。お客さんに向けて、もっといい車を造ると、豊田社長も申し上げてますのでね、それにあわせて要素技術とか基礎研究とかいうのも必要ですので、それをうまくバランス取りながらやっていきたいなと。だからこの金額だからだとか、この比率だからいいというのはなかなか難しいです。 司会:はい。よろしいでしょうか。それでは予定の時間となりましたので、こちらで第1部を終了させていただきます。第2部は10分間の休憩を挟みまして、14時10分より開始いたしますので、よろしくお願いいたします。