⚽ジュビロ磐田、また逃げ切れず C大阪と1-1ドロー サッカーJ1第19節
明治安田J1リーグは22日、各地で第19節の9試合が行われ、磐田はホームでC大阪と1-1で引き分けた。 ①ヤマハ▽観衆13287人 磐田 5勝5分け9敗(20) 1(0―0 1―1)1 C大阪 7勝8分け4敗(29) ▽得点者【磐】松原(2)【C】レオセアラ(14) 【評】磐田は後半に追い付かれ、C大阪と引き分けた。 相手に球を保持される時間帯が続いたが、カウンターで敵陣に攻め込んだ。前半36分にはサイド攻撃から平川がシュートを放ったが、枠を外して得点できず折り返した。 押し気味に後半に入り8分、CKのこぼれ球を松原が決めて先制した。だが、31分に相手CKを押し込まれて同点に追い付かれた。終盤は選手交代で攻撃に勢いがついたが、勝ち越せなかった。
3戦勝ちなし 後半の得点力に課題
無情の笛が鳴ると、雨に打たれぐったり膝から倒れ込んだ。磐田はホームでC大阪に2012年以来、12年ぶりの白星を挙げられなかった。辛うじて勝ち点1は奪ったが、チームは3戦勝ちなし。前節FC東京戦同様、後半に課題のセットプレーから失点して追い付かれたのが痛かった。 集中力を発揮した守備で前半をゼロでしのいだ。後半8分、DF松原がCKのこぼれ球をペナルティーエリア手前から左足を振り抜き、狙い通りに先制に成功した。「試合の入りから集中してプラン通り先制できていい流れだった」。攻撃に厚みをかける呼び水になるはずだったが、後半は肝心の攻撃陣が不発だった。 先制しても1点だけで逃げ切れるほどJ1は甘くない。FC東京戦終盤の失点で学んだはず。「1点を守り切れないというより2点目が取れなかった」と指揮官。顔面陥没骨折の大けがから復帰し、この日7試合ぶりに先発復帰したFWジャーメインはDF背後を狙ったが、得点に結びつかず。「チャンスはあったので自分の責任は大きい」と悔やむ。 この日で前半戦の19試合を終えて勝ち点は20。残留ラインとして早期達成を目指す勝ち点40に向けて横内監督は「前半でもっと積みたかった。満足はしていない。(後半戦で)どれだけ成長した姿を出せるか」。対戦が一巡して対策が進み、後半戦はさらに厳しい戦いになりそうだ。