「グラディエーターII」俳優、次期ボンド役候補に急浮上
英大手ブックメーカー・ラドブロークスが発表した次期ジェームズ・ボンド役の最新オッズで、「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」の主演を務めたポール・メスカルが、オッズ2/1(賭け金の2倍の配当)で2番手に浮上したことが明らかになった。1847年創業の老舗ブックメーカー・ラドブロークスは、英国を代表する賭け業界大手として知られ、その予想は高い注目を集めている。 最有力候補の座は、「クレイヴン・ザ・ハンター」主演のアーロン・テイラー=ジョンソン(オッズ1/1、賭け金と同額の配当)が維持。テイラー=ジョンソンについては、すでにシリーズ第25作の主演オファーを受けているとの報道もある。歴代ボンド俳優のピアース・ブロスナンは「彼には才能とカリスマ性がある。間違いなくボンド役を演じる力量を備えている」と、テイラー=ジョンソンを強く推している。 その他の候補としては、「ジェントルメン」のテオ・ジェームズがオッズ7/2(賭け金の3.5倍の配当)、「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」のジェームズ・ノートンがオッズ7/1(賭け金の7倍の配当)、「ファンタスティック・ビースト」シリーズのカラム・ターナーと「エミリー、パリへ行く」のルシアン・ラビスカウントが共にオッズ8/1(賭け金の8倍の配当)、「窓際のスパイ」のジャック・ロウデンがオッズ9/1(賭け金の9倍の配当)となっている。 メスカルはデイジー・エドガー=ジョーンズ(「ツイスターズ」)と共演したテレビドラマ「ふつうの人々」で注目を集めた。「グラディエーターII」はすでに世界累計興収3億2000万ドルを突破する大ヒットとなっている。次回作としては、「グラディエーターII」のリドリー・スコット監督との新作や、ブラムハウス制作のミュージカル映画「メリリー・ウィー・ロール・アロング」、「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督による歴史ドラマ「ハムネット」などが控えているという。 新たな007の座をめぐり、実力派若手俳優たちの熱い戦いは、さらに激しさを増しそうだ。