ヒロミ 収録中の事故で生死さまよう中…病室で驚きの出来事 「うそでしょう?」「すごい時代やな」
お笑いタレントのヒロミ(59)が、7日放送の日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース 新春4時間SP」(後7・00)に出演し、番組収録中の大事故と入院中の仰天行動を明かした。 【写真】97年、ハワイの街を歩くロン毛のヒロミとサングラスをした松本伊代 お笑いトリオ「B21スペシャル」として人気を博し、冠番組「1or8」では体を張った恐れ知らずの企画で人気に。91年の収録で、ヒロミは1万本のロケット花火を背負って宇宙へ行くという危険なロケを行ったが、火が強風にあおられるなどして事故を起こした。太もも、ふくらはぎなど体の25%に重度の熱傷を負い、一時は生死をさまよった。 壊死した患部の皮膚をすべて取り除き、健康な皮膚を移植する手術などを受け、命を取り留めたヒロミ。ガーゼをはがすたびに激痛で意識を失ったり、その後は猛烈なかゆみに襲われたりと、過酷な日々を送ったという。 「芸能界、こんな事故を起こしちゃったからもう無理だと。自分の企画で事故を起こして、テレビには復帰できないと思って」。売れっ子芸人だったが、芸能界復帰をあきらめて、ハワイでコーディネーターになる新たな夢も模索し始めていたという。 そんなある日、まさかの依頼が舞い込んだ。事故の前に出演していたドラマで、ストーリーがつながらない箇所があるため、出演してほしいというとんでもないものだった。再現ドラマでは、「1カットでもいいから出てほしいって」と伝えるマネジャーに、ヒロミ役の俳優が「この体じゃ無理だろう…」とつぶやく場面があった。 足も動かない中、ヒロミは衣装を着せられ、スタッフに体を支えられながら、結婚式でハッピーエンドを祝うというワンカットの収録に臨んだ。91年放送のTBSドラマ「クリスマス・イヴからはじめよう」のエンディングだった。 まだ昭和の香りが残る、平成3年の出来事。出演者たちからは「うそでしょう?」「すごい時代やな」と驚きの声が上がっていた。