小田急バス、交通系ICカードの利用で路線バスの小児運賃を一律50円に。小児の「通学年度定期券」値下げも

　小田急バスは4月1日から、交通系ICカードで路線バスを利用した場合の小児運賃を、区間を問わず1乗車あたり一律50円（深夜バスは100円）に値下げする。また、通年利用可能な小児の「通学年度定期券」を、従来の2万3000円から1万4000円に値下げする。 ●小児年度定期券の運賃も年額9000円値下げ 　一律50円の小児運賃は、「小児用PASMO」など小児用ICカードでのタッチまたは大人用ICカードを使用して運転士に申告すると適用される。なお、一部路線、コミュニティバス、空港連絡バスは対象外。現行小児運賃は、区間により89～165円のため、1回の乗車あたり最大115円お得になる。 　小児用ICカードは、小田急バスの営業所や小田急線の各駅をはじめとする交通系ICカードを販売している窓口において、子どもの年齢が確認できる公的証明書などを提示することで購入できる。   　小児の「通学年度定期券」は、4月1日～翌年の3月31日の期間、小田急バスの路線バスを区間・回数に関係なく利用できる定期券で、毎年度5月末まで販売する。2024年度分は、小田急バスの営業所などで「通学証明書」の提示を受けた場合のみの販売となるが、2025年度分からは「通学証明書」の提示を不要にし、対象年齢に該当するすべての子どもへの発行を可能にすべく、検討を進めているという。 　小田急バスは、小田急電鉄が掲げる「子育て応援ポリシー」に賛同し、現在運行中のラッピング車両「わたしの考える未来のバス」のような企画をはじめとする、子育て世代に寄り添い、子どもの成長につながる取り組みを推進している。